
【勝手にマイルス考古学】(当サイト)ではマイルス・デイヴィスの公式アルバムをほぼ時系列に筆者かなやまが好き勝手なアルバム・レビューを書いて参りました。
レビューは2021年12月~2022年5月の約半年間、毎日せっせと書きました。

かなやま
アルバムごとにいったいどのレビュー・ページが読者さまから見られた回数が多いのだろうか?
もしかするとその見られた回数が多いアルバムこそが、当サイトの読者さまの人気アルバムになるのでは?と思いまして『人気アルバムTOP5』を書いてみようと思いたちました。
何の権威性もない当サイトですが…一つの楽しみ方の発信です。

かなやま
このページでは当サイトをご覧の読者さまがお好きであろうアルバムを上位から順に5位までご紹介します。
(集計期間はひととおりアルバム・レビューを書き終えたのが2022年5月だったので区切れのいい2022年6月1日から、当記事を書いている2023年3月19日より前で区切れのいい2023年2月28日の9ヵ月間としました)
- 【結論】 マイルス・デイヴィスの人気名盤 ランキング TOP5 (勝手にマイルス考古学的)
- 【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第1位 Four&More (3923PV)
- 【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第2位 Agharta (2887PV)
- 【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第3位 1958 Miles (748PV)
- 【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第4位 MilesDavis Live at the Fillmore East (616PV)
- 【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第5位 Somethin’ Else (462PV)
- 【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 あの名盤は何位?ランク外の名盤ランキング
- 【まとめ】マイルス・デイヴィスの人気名盤ランキングを勝手に当サイトの閲覧数のみで集計してみて…
- マイルス・デイヴィスをまず聴いてみようと思うなら…
【結論】 マイルス・デイヴィスの人気名盤 ランキング TOP5 (勝手にマイルス考古学的)
表示回数は以下のようになりました。

かなやま
1位と2位がダントツです。
Ranking | TITLE | YEAR | PV |
☆1☆ | Four&More | 1964 | 3923 |
2 | Agharta | 1975 | 2887 |
3 | 1958 Miles | 1958 | 748 |
4 | MilesDavis Live at the Fillmore East | 1970 | 616 |
5 | Somethin’ Else | 1958 | 462 |
当然ですが「閲覧数=マイルスの人気アルバム」ではありません。
もちろん、当サイトに権威性はありませんし読者さまの数も少ないです。さらに言えばGoogleが検索結果の上位表示してくれているページかどうかで大きく変わりますが、一つの指標として楽しんでいただければ幸いです。
【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第1位 Four&More (3923PV)
【勝手にマイルス考古学】の読者さまのだんとつの1位の閲覧数3923PVを獲得した1964年のFour & Moreでした。
George Coleman | ts |
Herbie Hancock | p |
Ron Carter | b |
Tony Williams | ds |
リンカーン・センター(フィルハーモニック・ホール)でのライブ録音でMy Funny Valentine(1964年)と同日の録音のうち、疾走感のある楽曲を主に集めたライブ盤です。
このレビュー記事の中で別の楽しみ方としてこれらセットの2枚のアルバムを、実際のライブ演奏曲順でもう一度聴きなおすというのを提案してました。
CDアルバム My Funny Valentine 曲順 | CDアルバム Four & More 曲順 | 実際の1st Set 曲順 | 実際の2nd Set 曲順 | |
---|---|---|---|---|
1 My Funny Valentine | 1 So What | 1 Introductin | 1 Introductin | |
2 All of You | 2 Walkin’ | 2 Autumn Leaves | 2 All Blues | |
3 Stella by Starlight | 3 Joshua~Go Go | 3 So What | 3 My Funny Valentine | |
4 All Blues | 4 Four | 4 Stella by Starlight | 4 Joshua | |
5 I Thought about You | 5 Seven Steps to Heaven | 5 Walkin’ | 5 Go Go | |
6There is No Greater Love~Go Go | 6 All of You | 6 I Thought about You | ||
7 Go Go | 7 Four | |||
8Seven Steps to Heaven | ||||
9 There is No Greater Love | ||||
10 Go Go |
tsがジョージ・コールマンです。第二期黄金クインテットと呼ばれるメンバーのウェイン・ショーターや次に一旦加入するサム・リヴァースの前のメンバーでした。
ジョージは他のメンバーのフリーな演奏との価値観の差が生まれてきていたにもかかわらず、評価の高い演奏をこなしていて、小川隆夫さんやCDのライナーノーツでも評判のテナー・サックスのプレイが楽しめます。
トニー・ウィリアムスの疾走感のある『ドバ~っ』とした演奏(中山康樹さん談)は私も大好きです。

かなやま
この疾走感あるアルバムが1位というのはとても興味深いですね!!
【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第2位 Agharta (2887PV)
2位は2887PVを獲得したAghartaでした。
Miles Davis | tp,org |
Sonny Fortune | ss,as,fl |
Pete Cosey | elg |
Reggie Lucas | elg |
Michael Henderson | elb |
Al Foster | ds |
Mtume | per |
あまりにも書くことが多すぎて【勝手にマイルス考古学】の中でも唯一3回にわけて記事にしました。
どちらかと言うと私の苦手意識の強い、いわゆる「エレクトリック期」の作品。ファンが多い作品と知ってはいたので非常に書くのに戸惑いました。

かなやま
CDについているライナーノーツは何度も読み直し、読めば読むほど新しいことを知って、聴けば聴くほど感心した…そんな思い出の作品。
そのライナーノーツには児山紀芳さんが当時のマイルスに非常に聞きにくかったであろう質問をしているインタビュー記事も掲載されていて、サブスクではわからないCDやレコードを手にする楽しさを味わえます。
日本で録音され、日本で先行発売されるくらい、マイルス・ディヴィスの人気は当時すごかったわけです。今の日本のミュージック・シーンから考えると想像がつきませんね。
【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第3位 1958 Miles (748PV)
3位は748PVの1958Milesでした。1、2位と3位の差が大きく大きく開いています。
Cannonball Adderley | as |
John Coltrane | ts |
Bill Evans | p |
Paul Chambers | b |
Jimmy Cobb | ds |
Red Garland | p |
Philly Joe Jones | ds |

かなやま
池田満寿夫のジャケット・アートも非常にクールで私も大好きな作品の一つ。
マイルスの代表アルバム Kind of Blue(1959年)のメンバー(セクステット)の初のスタジオでの録音です。
確か中山康樹さんの『マイルスを聴け!Version7』でも中山さんが集まったメンバーの『はじめまして、どうぞよろしく』的な爽やかさと新鮮な空気感のようなものを感じると紹介していたような記憶があります。
【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第4位 MilesDavis Live at the Fillmore East (616PV)
4位は616PVの1970年のLive at the Fillmore East (March 7,1970) It’ About That Timeでした。
Wayne Shorter | ss,ts |
Chick Corea | elp |
Dave Holland | b, elb |
Jack DeJohnette | ds |
Airto Moreira | per |
1970年の3月6日、7日にロックの殿堂と言われるフィルモア・イーストに初出演したときの2日目のほうの2セットを二枚組で収録したライブ・アルバム。
先日(2023年3月2日)亡くなったウェイン・ショーターが参加するマイルス・バンドとしては最後のアルバムです。中山康樹さんは「マイルスを聴け!Version7」の中で本作のショーターについて「ソプラノ・サックスを吹いているときはそれほどでもないが、テナー・サックスとなると、そのサウンドといいフレーズといい、完全に古くなっている」と書いておられます。
ショーターはこの後ウェザー・リポートの結成と向かっていくわけですから、これはこれで非常に興味深いです。
意外とこの作品が4位とは、やはりマニアックなマイルス者さまたちが、私のサイトを見てくださっているなあと感じます。
【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 第5位 Somethin’ Else (462PV)
5位は462PVの1958年のSomethin’ Elseです。
Cannonball Adderley | as |
Hank Jones | p |
Sam Jones | b |
Art Blakey | ds |
記事を書いていた当時、私は本業が超忙しかったので記事を書くのもクタクタになって毎日3時間以上執筆していました。
ジャケット・アートを恐れ多くも時間短縮のため1作品3分でデフォルメしてペイント・アプリで描くことにしていましたが、これはけっこうサッと描けてるわりにお気に入りになりましたw。

マイルス初心者さまでも、クレジットがキャノンボール・アダレイになっている点やBlue Noteよりのリリースである点などの経緯も知ればより楽しめる作品。UNIQLOのTシャツにもなったジャケット・アートはマイルスを聴き始めるいいきっかけになる作品かもしれませんね。
中山康樹さん『マイルスを聴け!』の中で名曲①Autmn Leaves(枯葉)のメイン・メロディの歌い出しを『カレッハ~ヨっ♪』と紹介しているのが私には今でも刺さっていますw。
【マイルス・デイヴィス 人気名盤 ランキング】 あの名盤は何位?ランク外の名盤ランキング
名盤中の名盤がTOP5に入っていないと思うかたも多いと思います。いえ、マイルスの作品にランキングを付けること自体が神への冒涜のようなもの…。しかし「一つの指標」「9ヵ月たったらこんな閲覧数だよ」という楽しみ方の一つとして、笑って見てください。
よく名盤と言われる主な作品のランキングは下記のとおり…。
Ranking | Title |
---|---|
7 | Kind of Blue |
11 | First Miles (一応ファースト・アルバムなので記載) |
13 | Live Around The World (生涯最後の演奏があるので掲載) |
15 | Aura (筆者かなやまの黒歴史アルバムなので掲載) |
17 | Bitches Brew |
19 | Live Evil |
22 | Bags Groove |
24 | On The Corner |
25 | Doo Bop (一応ラスト・アルバムなので掲載) |
29 | ‘Round about Midnight |
36 | My Funny Valentine |
40 | the complete live at the plugged nickel 1965 |
47 | Nefertiti |
55 | Someday My Prince Will Come |
106 | Cookin’ |
【まとめ】マイルス・デイヴィスの人気名盤ランキングを勝手に当サイトの閲覧数のみで集計してみて…
帝王マイルス・デイヴィスの作品をランキングするということは私個人ではまったくできませんが、このようにレビューの閲覧数を元にランキングすれば一つの結果としては楽しく見れます。Googleさまの力にも閲覧数は大きく左右されるのですが…w。

かなやま
現在はGoogleさまが一番権力を持っているとも言えましょうw。
1~5位がちょうど「アコースティック期」と「エレクトリック期」の順で入れ替わっているのも偶然とはいえおもしろいですね。
破壊力と疾走感のFour&Moreがダントツの1位というのは興味深いです。2位はAghartaですが、これは私が書いた熱力も気合いも高かったことに由縁してるかもしれません。

かなやま
疾走感ある「ドバ~っ」系がダントツで1位2位でした。
もっとも見られているのが【勝手にマイルス考古学】のTOPページだったり、雑記的に思いついて書いた山下達郎さんのサブスクについての議論に私見を書いた記事(2056PV)だったり…。
こうして音楽を聴くだけでなく、発信して皆さまと共有することが面白いなあと思います。
ぜひ皆さまの音楽ライフの端っこに当サイトを置いておいてくださればとてもうれしいです。今後ともご指導、よろしくお願いいたします。
マイルス・デイヴィスをまず聴いてみようと思うなら…
マイルス・デイヴィスをまずサブスクで聴いてみようと思うかたは、無料体験のできる下記がおすすめです。
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コメント
残念!、We want Miles が何故、候補にあがらないのかなあ?。2枚組、のB面のライブ盤の録音なんか、凄い、Gone With the Window の作り方の凄さは、完璧なクラッシックの編曲・作曲能力がないと、出来ない作品じゃないの?一度は、フォア&モアよりも、恐ろしく静かで、強烈なインパクトを覚えると思うがね。
とんたろ様
コメントありがとうございます!!
【Gone With the Window】 の作り方の凄さ→ここに着目して今夜は聴きなおしてみますよ。
違った聴こえ方しそうで楽しみです。
調べましたら「We Want Miles」は28位で157pvでした。
なんの権威性もないのですが、なんかこのランキング楽しいですよね?
またいろいろ教えてください。
マイルスはいいですね。
よろしくお願いします!!
かなやまさん はじめまして。
かなやまさんきっかけで
マイルスの聞き直しを始めました
マサと申します。
おかげさまでマイルス、今激アツです。
ボクは趣味で絵を描いていまして、
この時のBGMはもちろんマイルスです。
どの時代も大変素晴らしいです。
かなやまさんの
アルバム紹介、ランキング
参考にさせていただいてます。
マイルスのCDもあれよあれよと
増えました。
週末最高の癒しとなってます。
マサさん、コメントありがとうございます。
絵を描かれている際のマイルスの影響はどのようなものでしょう。
想像するに唯一無二の作品になるのではないでしょうか。
今激熱とのことですが来年はマイルス生誕100周年ですね。
また別の激熱が生まれると期待しています。
そしてCD派というのも嬉しいです。
レコードは敷居が高く感じられます。
素人レビューをお読みいただき
また「勝手なランキング」も。。。
本当にありがとうございます。