山下達郎 『サブスク死ぬまで解禁しない』から思う 賛成派からの意見

愛すべきポップ・アートの真骨頂アルバム2作

山下達郎さんが2022年新作『Softly』を発表しました。そのプロモーション活動の一環としてラジオやインタビューに精力的に大忙しの達郎さん。

その中でサブスクリプションでの配信を解禁しないのかと質問され、恐らく死ぬまでやらないと今までどおりのご回答の達郎さん。僕はこのご意見には賛成派ですので、この記事ではその賛成の理由と、それでもスマートフォンを中心とするITを使用した現代の音楽鑑賞環境のご提案をしていきたいと思います。

筆者<br>かなやま
筆者
かなやま

音楽、とくにマイルス・デイヴィスの楽曲を愛するかなやまと申します。

【勝手にマイルス考古学】という20世紀のジャズの巨匠マイルス・デイヴィスの

公式アルバム80タイトル以上をブログにした変態です。

マイルス、またはジャズ・・・聴いてみませんか???

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山下達郎さんのサブスク解禁しない3つの理由

山下達郎さんがサブスクを解禁しない理由としては以下の3点があげられます。

  • 表現に携わってない人間が自由に曲をばらまいて、そのもうけを取ってるから
  • サブスクはマーケティングであるから。本来、音楽制作はマーケティングとは無関係の創作である
  • 音楽は音楽でしかない。音楽として何を伝えるか。誰のためにやるか、誰に何を伝えたいのかが、自分で分からなくなる。表現というのはあくまで人へと伝えるものだから
<strong>筆者<br>かなやま</strong>
筆者
かなやま

この3点の理由について、分析してみようと思います。

理由①表現に携わってない人間が自由に曲をばらまいて、そのもうけを取ってるから

山下達郎さんはサブスク、音楽配信サービス会社等の人と共同で音楽を制作をもともとしていないことが理由の1つ目です。あくまでレコード、CDの制作会社の人を通じて、音楽を聴かせたいと思っているようです。それなら、音楽を聴取する人々からあがる利益に関しては、サブスク関連会社に渡る必要はありません。

理由②サブスクはマーケティングであるから。本来、音楽制作はマーケティングとは無関係の創作である

サブスクというのは音楽マーケティングの一つです。理由①での述べたとおり、レコード、CDというマーケティング手段を達郎さんは選択しています。しかし、音楽自体が本来はマーケティングとは無関係で、演者がいて、目前に聴衆がいるのが音楽でした。しかし、電気用いて音楽を『記録』できることが当然の20世紀以降、さらに広く聴衆へ楽曲を伝えることができるようになりました。音楽創作する達郎さんはレコード、CDという媒体を選択しているに過ぎません。

理由③音楽は音楽でしかない。音楽として何を伝えるか。誰のためにやるか、誰に何を伝えたいのかが、自分で分からなくなる。表現というのはあくまで人へと伝えるものだから。

表現を伝える・・・それは誰にむけてなのでしょう?他の一般的アーティストたちはそれぞれの意見でしょうけれど、達郎さんに関しては、『達郎さんのファンのため』に音楽制作をしているのです。広く音楽を聴きたい人のためではないのです。だったらサブスク解禁する必要はないのは当然です。

素敵なポップ・アートを楽しめるのもサブスクにはない楽しみ。
山下達郎『Treasures』Miles DavisBags Groove』(1954年)。
アナログ・レコードなら大きくてもっと良しw。

サブスク解禁しない達郎さんに否定派の意見は・・・

『山下達郎“サブスク全否定”で特大ブーメラン!? 説得力が無さすぎるキャリア』と題した反対派の記事も見受けられました・・・。強烈な否定的意見なので、あえてリンクはしません。

下記のような否定派の意見について、僕なりにコメントをしてみたいと思います。

否定派の意見① 感覚がアップデートできてない

達郎さんに『感覚がアップデートできない人』と言える人は、いったいどんな人なのでしょう。自身のほうが達郎さんより『感覚』をお持ちだというなら、達郎さん以上に素晴らしい感覚で音楽を制作できるのかと、疑問にを呈したいと思います。

否定派の意見② ただの時代の変化に取り残された老害って感じ・・・

達郎さんに『老害』とは・・・。いったい達郎さんが音楽業界や環境に何の害をもたらしたのでしょう?『時代の変化に取り残された』とは、時代の変化にも変わらずご自分のサウンドを制作しつづけ、音楽業界のトップに君臨し続ける達郎さんに、よくもこのような意見を言えるのかと・・・。

達郎さんが御年65歳の時に僕は初めて達郎さんのステージをを拝見しました・・・。まったく『老』という言葉がそのステージにはありませんでした。一片の狂いもないそのサウンド・・・。これぞ音楽・・・。CDやレコードですらない、生のステージ・・・。そこに生きている山下達郎という巨匠を僕は体験しました。達郎さん否定派の人は、ぜひ、ステージを見に行ってください・・・。と言っても、そのチケットは、そう容易く手に入るものではないのですが・・・。

否定派の意見③ 散々表現に携わっていない人間にCD売ってもらったのに何言ってんの


達郎さんは前述のとおり、音楽を聴衆に伝える手段として、レコード、CDを選択されてきました。CD制作会社の人々と共同でご自分の音楽を伝え、記録し、残すことをしてきました。CDを制作する人々はもちろん、CDを店頭で販売する人々だって、音楽が大好きな達郎さんにとっては同志であるはずです。達郎さんの意見は一貫しています。

ふりかえってみると・・・

このようにふりかえってみると、山下達郎さんの意見が一貫しており、否定派の意見は達郎さんの考えとは全然、異なるステージでの話なのです。否定派の人は、音楽が流れてきて、いい曲と巡り合いたいのでしょうけれど、達郎さんは自身のファンのために制作されているわけです。

そして一番、否定派の人々に僕が言いたいのは、『あなたのお好きなアーティストに達郎さんが好きか?』と聴いてみていただきたいのです。おそらく達郎さんを聴かずにサブスクで配信されているアーティストはいないでしょうし、達郎さんのようにレコード、CDだけで、楽曲を販売してこの時代を生き抜けるなら、きっと羨ましいとさえ思うのではないでしょうか?

ひとりひとり、音楽が異なるように、それぞれの意志でアーティストは活動しています。それを否定するようなことは避けて、音楽を純粋に楽しみたいものです。

でもやっぱり・・・僕はCDが好きなんですよね。一枚ずつ、トレーに置いて、ジャケットを眺めて、参加アーティスト名を読んで、ライナーノーツをさっと一読して・・・。これぞ音楽鑑賞ではないかと思うのです!。

それでも外出先で、音楽を持ち出して聴くなら【CDレコ】という選択

山下達郎さんのようにサブスクを解禁しないアーティストや、僕が熱中して聴いてブログを書いている【マイルス・デイヴィス】のように、公式CDよりもはるかに多くのブートレグ(海賊盤)が存在し、サブスクにはないアルバムの多いアーティストのファンのかたは、外出していてもスマホからお気に入りのCDを持ち出したいことでしょう。僕もそのひとり。

そこでおススメできるのが【CDレコ】という機器です。

CDをスマホ(iPhone、アンドロイド問わず)接続して、専用アプリにCD音源を取り込めます。1枚のCDを取り込むための時間は3~4分程度です。楽曲名や音楽情報もざっくりとネットから取り込んでくれる優れモノ。

根強いCD派、山下達郎さんのようなサブスク解禁されていないアーティストのファンのかた、ブートレグしかないCDをお持ちの【マイルス・デイヴィス】ファンなどなど・・・。便利だと思います。お値段も1万円まではしないでしょう。

それぞれの音楽ライフ・・・それぞれに楽しんで共感しあえる世の中であってほしいと思います。

【CDレコ】と
我が家の家宝【Miles Davis】
『The Complete Live
At The Plugged Nickel 1965』

(US盤8枚組)
絶版のCDを持っているというだけの悦も
CD派ならでは・・・w

類似品として以下のようなバッファローからのものもあるようです。

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