【生誕100年の新刊2冊】小川隆夫『マイルス・デイヴィス大百科』&『ディスク・ガイド 生誕100周年エディション』

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マイルス・デイヴィス生誕100年(2026年5月26日)に合わせて、待望の新刊が立て続けに登場しました。今回はファン必見の2冊、小川隆夫さんの『マイルス・デイヴィス大百科』と、レコード・コレクターズ増刊『マイルス・デイヴィス・ディスク・ガイド:生誕100周年エディション』を紹介します。

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『マイルス・デイヴィス大百科』(小川隆夫・著)

「マイルスに一番近い日本人」こと小川隆夫さんが、これまでに書いてきたマイルス関連の原稿——ライナーノーツ、評論、インタビュー、レビュー——168本を集大成した680ページの一冊です(シンコーミュージック、2026年5月26日発売。まさに生誕100年の誕生日に出ました)。

当ブログでも紹介した全作品解説書『マイルス・デイヴィス大事典』(2021年)兄弟本という位置づけで、大事典以降にリリースされた作品もカバー。カヴァー・アートワークも大事典と同じく藤岡宇央さんが担当していて、2冊並べて本棚に置きたくなる装丁です。

大事典が「作品を引く事典」だとすれば、大百科は「読み物の集大成」。マイルスと直接交流のあった書き手による一次資料級のテキストがまとめて読めるのは、それだけで価値があります。ちなみに小川さんには、当ブログのマイルスの墓石とSolarの譜面の記事で写真掲載を快諾いただいた恩があります。

マイルス・デイヴィス大百科(小川隆夫・著)

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『マイルス・デイヴィス・ディスク・ガイド:生誕100周年エディション』

こちらはレコード・コレクターズ6月増刊号(ミュージック・マガジン、2026年6月12日発売、村井康司・監修)。2011年版ディスク・ガイドの復刻に、ブートレグ・シリーズなどその後の未発表音源集、伝記映画・ドキュメンタリーなどの関連作品の記事を大幅追加した264ページです。

オフィシャル・アルバムを録音順に解説し、セッション別ボックスや編集盤も整理。さらに歴代共演者120人の「マイルス的」代表作もセレクトされているので、マイルス本人の80タイトルを聴き終えた後の「次の一枚」探しにも効きます。

当ブログの時系列レビュー(考察1〜81)と同じ「録音順に聴く」アプローチなので、本書を片手に当ブログのレビューを読み比べてもらえたら最高に楽しいはずです。

マイルス・デイヴィス・ディスク・ガイド:生誕100周年エディション

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どちらを買うべき?

役割がきれいに分かれています。

  • マイルスを「読みたい」人 → 大百科。インタビューと評論168本は読み物として圧倒的
  • マイルスを「聴き進めたい」人 → ディスク・ガイド。未発表音源集まで含めた地図として最新・最強
  • 両方欲しい人 → 正解です。生誕100年は一度しか来ません

9月28日には没後35年も控えています。この記念イヤーに、ぜひ手元に置いてみてください。

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