【マイルス・デイヴィス】Jazz at the Plaza vol.1  アルバム レビュー 考察26

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Jazz at the Plaza vol.1 概要

1958年 Columbia/Legacy

Cannonball Adderleyas
John Coltranets
Bill Evansp
Paul Chambersb
Jimmy Cobbds

このアルバムは1959年にリリースされる超名盤Kinf of Blue(1959年)のメンバーで行われたものです。At Newport 1958とつまり同じメンバーですね。

場所はNew York マンハッタンのスクエア・ガーデンのところにある超高級ホテルthe Plaza Hotelで1958年9月に行われました。大手レコード会社コロムビアの創立70周年記念のパーティでの演奏です。

会場のPlaza Hotelについて・・・Jazz at the Plaza vol.1

この『プラザ』って皆さまも何か今までに聞いたことがあるような気がしませんか?社会の授業、受験勉強なんかで覚えましたね・・・。

1985年の『プラザ合意』・・・

プラザ合意|証券用語解説集|野村證券
野村證券の証券用語解説集「プラザ合意」のページ。新聞やニュースなどでも使われる証券用語をわかりやすく解説しています。キーワード検索やよくチェックされている用語もご覧いただけます。

ああ・・・なんか一夜漬けしたような気がしますw。またいろんな映画で使われたり、セレブの御用達のホテルです。いつかマイルスの歴史を訪ねてNew Yorkへ行った際には泊まれる器になっていたいものです・・・。有名なファイブスター・ホテルであるプラザ・ホテル。どんなところなのかと調べるとすごいですね。一泊のお値段もさすがです。

プラザホテル - Wikipedia

この超一流ホテルがアルバム・ジャケットに使われているわけです。そのホテルの中の一室『ペルジャン・ルーム』というところで演奏されたそうです。

タイトルの「Vol.1」について  「Vol.2」 ってあるの?

タイトルの「Vol.1」とありますが、じゃあ『Vol.2』 ってあるの?となりますがあります。それがこちら・・・

パーティでの演奏とお話ししましたがデューク・エリントン・オーケストラがマイルス・セクステットと同日に行った模様を収めたアルバムが「Vol.2」です。僕は浅はかなのでこちらは聴いていませんけれどね。

リリースされたのは1973年 Jazz at the Plaza vol.1

この演奏を納めたテープはずっとお蔵入りになっていましたが1973年にようやくリリースされました。コロムビア(ソニー)さん、なかなか出し渋りますなw。

楽曲について Jazz at the Plaza vol.1

1 Straight, No Chaser

セロニアス・モンクの作曲。1958年のMilestonesでマイルス・バンドとしては初スタジオ録音されて、同年のAt Newport 1958でもライブ録音されています。その時とテンポがまるで異なって速く、とくにサックスの二人の速弾き合戦のような様相です。音数が多すぎやしませんかねえ?なにゆえそんなにお急ぎか?お二人?ま、マイルスの音数もいつもに比べると多いような気もするが、華やかなパーティにテンションがあがってしまったのかなw?

今後のライブアルバムにも登場する疾走感の気持ち良いセッション・ナンバー。この1曲に限って言えばなんだか奥行きがある録音だなとの印象があります。『この1曲に限って言えば』ですけどね・・・。

2 My Funny Valentine

名曲バラードのライブ録音。1956年のマラソン・セッション(ing四部作)のCookin’(1956年)に収録されています。

だいぶ立体感のある録音されていていいんですけど、あれ?なんか音量が安定してないな・・・というのも感じられますが、お客さんの雰囲気なんかも感じられて悪くはないですよね。マイルスの1ホーンにエヴァンスのピアノが美しく旋律を奏でます。ポールの声入りのベース・ソロもいい雰囲気のカルテット演奏です。

3 If I were a Bell

いつものキンコンカンコンのピアノイントロがない始まりです。

1956年のマラソン・セッション(ing四部作)の Relaxin’(1956年)より。

マイルスのソロでマイクトラブル?音が小さくなってしまいます。そして観客の雑音を少し拾ったりしてます。1973年のリマスタリングで少し音をこれでも相当修正してリリースしてるのでしょうね。ラストのテーマに戻るあたりへの縦ノリからブラシ・ドラムのクールダウンが気持ちよいです。

4 Oleo

ソニー・ロリンズの作曲。

1954年 Bags Groove、1956年 Relaxin’より。

なんだかサックスのお二人がバトってるような気がしてならないが、やはりそれが超一流ホテルでの満員のお客がそうさせているのか?

総合しておもしろいアルバムだが、マイルス聴き始めには不要 Jazz at the Plaza vol.1

やっぱりこちらもKind of Blueのメンバーということで興味深いアルバムです。

でもマイルス聴きはじめならまだ後回しにしてもいいライブアルバムと思います。音も微妙なところはありますが、それでも僕のようなマイルス者には避けて通れないライブアルバムかなと・・・。触発されあうようなメンバーのソロが楽しいですけどね。グルーヴ感としてはもっと今後のライブ録音のほうが断然いい。通過点の確認としてはナイスなアルバムかなと思います。プラザ合意ってなんだっけかな?そんなきっかけを作ってくれたのもジャズ、マイルスのおかげ・・・。

日常にはなんの利益にもならないお話しですが、でも楽しいです。受験勉強とかと関係ないと、面倒なことでも覚えてみたくなるもんですねw。

それでは次回、いよいよ・・・Kind of Blueへの挑戦です!

最後までお読みいただき、ありがとうございます!!

 

 

筆者<br>かなやま
筆者
かなやま

『マイルスを聴け!』シリーズと著者の中山康樹さんについて

僕なりの熱い記事を書きました。

こちらをご覧ください。

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