考察58【マイルス・デイヴィス】The Cellar Door Sessions アルバムレビュー

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The Cellar Door Sessions 概要

1970年12月16日~12月19日にクラブ「セラー・ドアー」(ワシントンDC)で行われたライブの模様をセミ・コンプリートした6枚ボックス・セットです。「セラー・ドアー」についてはこちらの前回ブログ「ライブ・イヴル」をご覧ください。コンプリートではなく「セミ・コンプリート」なのは曲の頭が入ってなかったり、そもそも4日間のすべてを収録してあるわけではないからです。が、もうほぼコンプリートといっていいでしょう。十分すぎる内容です。6枚を1曲ずつ、丁寧にレビューしていくというのも、なかなかヘヴィーですのでざっくりと楽しんで書いていきたいと思います。

各DISCのパーソネルについて・・・

基本パーソネル:Gary Bartz/ss,ts Keith Jarrett/elp,org Michael Henderson/elb Jack DeJohnette/ds Airto Moreira/per

DISC1=12/16 アイアート・モレイラ(per)除く上記メンバー

DISC2=12/17上記メンバー

DISC3、4=12/18上記メンバー

DISC5,6=12/19ジョン・マクラフリン(elg)を加えた上記メンバー(ジョンは偶然ワシントンにいたらしい(小川隆夫さん著「マイルス・デイヴィス大事典」より)

DISC5、6のみアイアートとジョンを含むフル・メンバーですので、この2枚が聴きどころかと単純な僕は思ってしまいます。時間がなければこの2枚を聴くのをおススメします。

Live Evil を深く聴きたいかたへ・・・

三度のメシより「ライブ・イヴル」(1970年)というかたにはこちらのボックスはたいへんおススメされます。「ライブ・イヴル」は「スタジオ録音」と「ライブ録音」をサンドしたという新しいマイルスの表現方法のアルバムということを前回のブログでご紹介しました。

その「ライブ録音」の音源が本ボックス・セットに収録されているというわけです。おおまかに言うとキース・ジャレットの鍵盤ソロがカットされずに存分に聴けるのがこの6枚セットだと思われます。ですのでキースの大ファン、キースの研究家には必須セットですね。

曲で考えますと・・・

「ライブ・イヴル」①「シヴァッド」は最終日12/19のDISC5「ディレクションズ」「ホンキー・トンク」から編集されて完成した楽曲です。

「ライブ・イヴル」④「ホワット・アイ・セイ」は最終日12/19のDISC5「ホワット・アイ・セイ」と同じくDISC6「サンクチュアリ」から編集されて完成した楽曲です。

「ライブ・イヴル」⑦「ファンキー・トンク」は最終日12/19のDISC5「ディレクションズ」と同じくDISC6「ファンキー・トンク」から編集されて完成した楽曲です。

「ライブ・イヴル」⑧「イナモラート」は最終日12/19のDISC6「ファンキー・トンク」と「サンクチュアリ」「イッツ・アバウト・ザット・タイム」から編集されて完成した楽曲です。

ここまで書いてもどれだけのかたがこれを読んでお役に立てていただけるのか・・・甚だ疑問ではありますが、一応、「考古学」と生意気に名乗っているのでがんばって書きました。ワケわかりませんよね・・・汗。深く正確に知りたいかたはやはり、小川隆夫さん著「マイルス・デイヴィス大事典」を購入されることをおススメします。間違いありません!!

個人的雑記

音もすごくよく、ドラムスとベースの低音が非常にタイトに聴こえて、引き締まったサウンドが楽しめる良盤です。聴いて損はないですね。ただタイトルが他のアルバムにいくと別タイトルで編集されていて、この時期のマイルスは複雑です・・・。聴いていてもタイトルがなかなか思い浮かばず、大事典を開いてはまた聴いて・・・の繰り返しで混乱しています。とりあえず簡単ではありますが、本作のレビューは書きましたので、これからこのボックスを聴くときは肩の力を抜いて楽しみたいと思います。ちょうどジョン・マクラフリンのギター・ソロがヘッド・フォンから聴こえてきました。約三ヶ月、マイルスばかり聴いてはブログを書いている毎日ですが、ちょっとギターを久しぶりに弾いてみよっかな・・・なんて思います。

簡単ではありますが、今回は終了とさせていただきます。ありがとうございました。

<(_ _)>

 

 

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