DALI Zensor-1 まず最初に・・・
本日は大晦日ということもあり、マイルスのアルバムレビューをお休みして僕の日常、使っている機器の一部をご紹介していこうと思います。
まず一回目はスピーカーから・・・。
2015年購入。
デンマークの音響メーカーだそうです。
『だそうです』というのも僕は音響にはまったく知識がない。
知識がないどころか興味がないとまではもちろんいいません。
できればもっとすてきな装置で、オーディオ・ショップで試奏されているようにおたたかくて奥行きがあってとか、そういうもので自宅でも音楽を聴きたいとは思います。
でも家族を養い、自分のこのご時世を生き抜くための将来も考えれるとあえてこのへんのものでしばらく様子をみることにしています。
このZensor-1の購入の決め手は『価格』と『見た目』で、『音質はあとまわし』、でした。
まず価格帯は新品でペア3.7万円くらいだったと思います。今は値上がってますね・・・。orz
そして『見た目』なのですが、何色か展開があるようですが、僕はウォルナットにしました。
というのもこのスピーカーを置いているローボードもデンマークのチーク材で作られたアンティークで、これとの調和を考えての選択でした。
デンマークつながりは偶然ですが・・・。
こちらのお店で購入しました。
全国配送もできるようですので
ぜひ、ご相談してみてはいかがでしょうか?
とても親切で北欧アンティークに詳しいオーナーがアドバイスしてくださいます。
スピーカーは音質がもちろん肝心なのですが、見た目は同じくらい大切(当社比)w。
僕の音楽室は我が家のリビングですから家にいると家族も自分も寛ぎながら視界に入るものとなります。
そうするとやたらに目立ったり浮いたりするデザインのものや、でか過ぎたりすると難があるわけです。
で、ブックシェルフ型の小型の装置という候補でカラーも木目の美しいものや、せめてブラック系のものとなりました。
サランネットはわりと早い段階で売ってしまいました。
ホコリはつかないようにこまめに周囲も含めて掃除機をかけていれば問題なく、子供ももう大きくなりましたからコーンに触れることもないですし、なんと言っても見た目・・・。やっぱりコーンが見えてこそスピーカーかななんて思うから・・・。カッコイイw。
今朝、次回のアルバムレビューで書くであろう“‘Round about Midnight”を聴きながらコーヒーを飲んでるときにふと撮影しました。
調和するのはやっぱり、ウォルナットだったな、正解だな、この大きさがよかったな、と6年経過してもあらためて思います。
普通、このスピーカーの真ん中にはもしかするとテレビを置くのだと思いますが、我が家は基本、テレビは寝室で・・・ということになっています。
やっぱりスマホ、PCを見る時間がながいですしね。
どうしてもリビングで見たいとなればこんな小さな本来お風呂でつかうようなテレビモニターを使います。生産終了で壊れかけてますけどね。そんなに使ってないので十分。普段は壁掛けしてるので邪魔になりません。
テレビのないリビングはとてもスッキリしています。
それと本来テレビがあるであろう場所に壁掛けされているのは絵画ポスター。
こちらは購入当時、ずっと売り切れでなかなか手に入らなかったのですが、とある建築会社さんのショールームにほぼ放置されていたものを無理言って譲っていただいたものです。
中古にもかかわらず普通に買うより若干お値段高めで買いましたがどうしてもこの絵画がほしくてこれにしました。
ほとんどが大きな木のたくさんの葉で覆われた作品で、下のほうにわずかに木の幹の隙間や低木があるだけ・・・。葉の点々がこれでもかというほど描かれています。
クリムトの風景画がとても好きで、この作品もそうですがこの『葉』の数々が『余白』をたくさん生み出しています。こうして記事を書いていて気づきましたがマイルスの音楽のようですね。少ない音数が効果的です。
本来主役の『葉』がまるで脇役のように『余白』を作ります。しかし『葉』が主役なのか脇役なのか、不明瞭になていくのがこの作品の魅力だと思います。
たくさんの葉のドットを眺めてから、下のほうの木の幹などに目を移すと、おそらくは新緑~夏の盛りの時期に描かれたんじゃないかと推測しますが、爽やかな心地よい風が吹き抜けていくようなことを僕は想像していつも眺めています。
そして眺めながらCDのライナーノーツを読んだり、ジャケットを見たりしながら音楽を聴くわけです。
ここに絵画やアートを飾りたいと思ったのは僕の仕事に営業先の経営者のかたの本当の『音楽室』に憧れたことからでした。
そのかたの音楽室は本当に音楽室で、広さは畳12枚分くらいではなかったでしょうか。
たくさんの音響機器やクラシックのレコードが整然と並んでいました。
アンプはよくわかりませんが真空管でした。
レコードプレーヤーは普通車が買えるくらいの値段と言っておられました。
スピーカーはメインがタンノイ(TANNOY)の僕の肩くらいの高さのあるものでビンテージ。
サブも日本製(たしか日立)のビンテージですっごい大音量で気持ちよく聴けました。
時々音楽鑑賞会を個人的に開いていただき、一番特等の席に座って音楽鑑賞を楽しみました。
壁は学校やコンサート会場のような小さな穴がたくさん打たれている壁で、部屋の形状もただの四角の立方体ではなく、本当にコンサート会場のような形状になっているのでした。
いったいいくらかかったのでしょう・・・。
その席の突き当りの壁には品のいい静物画が飾られたり、オーケストラの写真が飾られたりしていました。
音楽とアート作品ってとても相性がいいな、とその時から思いはじめ、こんなふうにクリムトを飾ることにしました。
残念ですがそのかたは昨年、お亡くなりになり、もうあの音楽室に行くことはまずなくなってしまいました。
あのたくさんのレコードは、音響装置は、アートは、今はどうしているのでしょう・・・。
一度でいいからあの音楽室でマイルスを聴いてみたかったな・・・。
いつかは1曲でいいからお願いしてマイルスを聴くつもりだったんですけどね・・・。
いつもそのかたのお気に入りのクラシックでしたが、それはとても心地よい貴重な時間と経験になりました。
オーナーを失ったあの部屋自体もどうしているのでしょう・・・。
話は戻って僕の音楽室。
僕の大好きなアートワークの“Bags Groove”のアナログレコードを額に入れて飾ってあります。
そのアルバム紹介のときにも書きましたが僕はCD派。高額で手間のかかるレコードプレーヤーは持っていません。
わざわざ飾るためにこのレコードを購入しました。
こんなレコードの楽しみ方もアリだと思うのです。w
レフトスピーカーの横にはゲームウォッチ 『スーパーマリオブラザーズ』w。
世代ですね・・・。全然触ってませんが、そこにある満足感・・・。w
幼い頃の記憶・・・DNAに組み込まれてしまったのか、愛おしくて箱も捨てられずしまってあります・・・。www
ライトスピーカーの右上に後付けの無印良品の「壁につけられる家具」がついています。
その中には『お昼寝のび太』がいます。
慌ただしい日常、これを見るとふと急ぎ過ぎている自分に気づくことがあります。
ギターもちらっと写ってますがこれはナイロン弦のルーマニア製のミニギター。
ペグが折れたりしてますがきちんと弾けます。
お飾り程度で親戚内で放置されているのを借りてきている状態で、時々触る程度です。
メインに無メーカーのフルアコを持っているのですが、マイルスを聴くようになってすっかり弾く時間がなくなってしまいました。orz
ましてやこうしてブログを始めたらますますギターから遠ざかっています・・・。
腕はないですが好きなんですけどね・・・。
シングルコイルピックアップがこのギター、ついていて一度アンプにつないでみましたがすごく小さな音が出ました。壊れかけてます。
でもチューニングも狂わないし、ちょこっと弾きにはとてもぴったりです。
延々と”So What”のテーマ部分を弾いております。w
こうしてスピーカー・レビューのはずですが、全然話が脱線しました。
もしかして『見た目』が好きだからプラセボ効果なのかもしれませんけど全体に音量をあげたときにそこそこ、オーディオショップで鳴っている数十万円の音にそんなに遜色はないと僕は勝手に思っています。もしかして下にあるビンテージのチークのローボードの効果もあるでしょうか?
とにかく古い家具です。チーク材は今では高級材として床に使われることは稀にあるようですが家具として使われることは珍しくなっているそうです。
古いので乾ききっています。
一度Zensor-1の下を付属のゴムのようなものから金属のインシュレーターにかえてみましたが、本当に音がかわりました。
シンバルの音がやけに大きくなり、シャリシャリした音になったのが僕みたいな素人でもわかりました。すぐに元のものに戻しました。w
けっこうスピーカーの設置場所や環境は大事なのですね。
休暇気分でゆっくり、簡単に書こうと思いましたがけっこうな長文になってしまいました。
結論は音響機器は『見た目』がけっこう大事ってことです。僕なりの答え。
次はプレーヤーを記事にしようかなと思います。
さて今日は早めに大晦日のホームパーティを家族で・・・。
子供たちは格闘技を見る!と熱くなっていますので
音楽は聴かずにいっしょに楽しみながら、一日早いおせちをつまみにお酒も楽しもうと思います。
皆様もすてきな大晦日、お正月をお迎えくださいませ。
本年始めたこのブログ、まだ一か月もたっていませんが
今年もありがとうございました。
来年もいろいろ勝手に書きますので
どうぞよろしくお願いいたします。
よいお年を・・・。
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