かなやま
この記事はちょっと私見が多すぎる、リラックスし過ぎた内容となっております。
より筆者かなやまの独自目線で『中山康樹さん』について考えた記事はコチラです。
マイルスデイヴィスを聴くにあたり ・・・【マイルスを聴け!】
マイルス・デイヴィスを聴くにあたり
どの辺から聴こうかなと考えるかたも多いと思います。
なんせブートレグ(海賊版)を除いても100枚は軽く超えています。
100枚以上!!( ;∀;)
もうフリマサイトや中古CD屋で買いそろえたとしても、なかなかなお値段に・・・。
ましてやアナログレコードでなんていったらなかなかの散財になる…。
どの作品を持っているのか、いないのか?ダブって買ってしまったり…
リリース順で時代ごとに変化する各楽器の巨匠たちとの、セッションを時系列で聴いてみたいとか…。
サブスクでだったらとくに整理して聴きたいと思うでしょう。
買ったCDやレコードを時代順に左から右へ並べてみたいなんて
そんな欲も出てくるかと思います。
そこでエクセルにてだいたいの時代順ですが一覧を作成しました。
もちろん無料です。
素人作成なので誤記載などはご容赦ください。
ご自分のお持ちの作品にチェックを入れたり、お好きなように加工、修正して自由にお使いくださいね。
自分が持っているマイルス作品をほぼ並べた感じです。
知的好奇心を刺激してくるこの作品群を俯瞰的に眺めてみるのもなかなか上級者のかたにも楽しいのではないでしょうか?
マイルスを聴くため 媒体(CD) 本について・・・【マイルスを聴け!】
話は変わりますが自分には基本的に聴くのはCDを媒体に
ささやかな音楽装置と
5冊の書籍をもとにマイルスを楽しんでいます。
以前にも書きましたが高野雲さんがご自身のYouTubeで『ジャズは知的好奇心を刺激する』的なことをおっしゃっていましたが僕も同意見です。なんだか考えてしまうところがあり自分ひとりで考えているとなんだか孤独な罰を受けているようにも感じてしまいます。
そこで故中山康樹さんの著作は本当に楽しくわかりやすく親しみやすいです。本とジャズってとっても相性が良いと思います。
CDやオーディオについて・・・
まずCDに関しては今の時代にCD???ってなるが
やっぱりディスクをトレイに乗せて閉めて
高級でもヴィンテージでもないささやかなもので音楽を聴くことにロマンを感じるのです。
基本リビングが自分の音楽室なので家族に配慮してBluetoothヘッドフォンの時もあるけど・・・。
マイルスを聴くうえで持っているといい本・・・マイルスを聴け!
で、今回言及したいのが書籍のほう。
絶対マイルスを聴くうえで持っていたほうがいいのが
中山康樹著『マイスルを聴け!』(双葉文庫)。
これは自分にとってバイブルと言ってもいい。
ご存じのかたも多いと思うけれどこちらはマイルスの作品を、その時代ごとに一枚一枚中山さんが解説してくださっています。
しかもブートレグを含むのでこれはすごい…。
最初の1冊目(いわゆる、Version1)はどうやら2000年出版で488ページ。
最終巻となるバージョン『8』(2008年)は、なんと1153ページ!!
マイルスをコンプリートするのがいかに大変で、没後(マイルスが亡くなったのは1991年)も次々にたくさんの作品がリリースされてきたかがわかります。
自分が持っているのは『マイルスを聴け!version7』(双葉社 2006年)。
こちらは975ページで、かろうじて1000ページを超えていない。
厚さ約34mm。
このように文庫本なのに自立します・・・w
この厚みがまた持っているだけでマイルスを聴くうえでの知的好奇心をビンビン刺激してくるわけで…。
カバーを外すとこんな感じ。↑
かっけー。
自分はこれをAmazonで購入しました。
Version8を買おうと思っていた当時はなんとフリマ・サイトで3万円!!
それが数冊、Amazonやメルカリで実際に売買されていた(*´Д`)。
なんと恐ろしい…。本に3万円出せる、中山さんの言葉を借りると、いわゆる『マイルス者』が静かに生息してらっしゃるなあと思うのです。
僕は一つ前のVersion7で妥協しましたw。
基本的に当時、僕にはiPhoneのメモアプリに入れた『マイルスのマイルール』っちゅうものがあったんですw。
今もそれを見てみると…
ルール1 レコードに手を出さない
ルール2 ブート(海賊版)に手を出さない
ルール3 コンプリート(全作品を購入すること)を目指さない
ルール4 オーディオにこだわり過ぎない
ルール5 できるだけポイント(メルカリやAmazonのポイント)で買う
(現金は使わない)
ルール6 エレクトリック期(初心者のかたは今はスルーでけっこう)はできるだけ買わず無料の YouTubeなどで済ます
という6箇条があったがすぐこんなものは簡単に破られていったのだが…w。
できるだけルール5の現金は使わずに楽しむルールのため、Versionを一つ下げて1000円弱でAmazonで買えました。さらにブートにも手をださないつもりだったので、Version7で十分満足できると思い、実際今も満足すぎるほどです。
しかも買ったversion7はもちろん中古なのだが・・・こんな感じで前の所有者の小さなハンコがあちこちにおされている。
そう、昭和50年前後生まれのかたなら記憶にあるかもしれないがたしか『たー坊』というキャラクターの『済』というハンコ。
きっと前の所有者のかたももしかしてコンプリートを目指して、買ったレコードかCDかの作品には、このハンコを押していたのかもしれない。
でも決してその数は多くはなくて、途中でコレクションを辞めてしまったのか、サブスクに変えてしまったのか、はたまたVersion8を購入したのか…。
このハンコがあるないで、またちょこっとしたロマンがあって、前の所有者さんは、『これ、もってなかったんか~基本でしょう・・・』とか思ってしまうCDがあったりなんかするのですw。
状態も本当によくてまるで新品のようでありがたい。
ただ自分にはこの本のちょこっとした難点があった。
それはこの表紙の・・・
マイルスの・・・
目!!・・・
マイルスのするどい眼光・・・
本当にこの本を持っているだけで、リビングにのテーブルに放置されているだけで、分厚さのある存在感にかっこいいなあと思うのだが、表紙のマイルスの目線がなんだかずっと睨まれているような・・・、そんな気がしてしまった。
そこで自分はこうしてそれを隠すためお手製の紙袋を加工した、ブックカバーをつけているんです。
さらにそこにビニールも被せて防水対策も・・・。
厚みはあるが文庫サイズなので意外とカバンには軽く入る。
外回りの仕事なので車で走っているときによくマイルスを聴くのですが、時々この作品ってどんなんだっけ・・・ってなるので、けっこう外回りには持ち出すことも多いです。雨や汚れからこの本を守りたいってわけです・・・。マイルスに『さぼるな!働け!!』と監視されているような気がして、カバーをつけることを我が社では推奨いたしております。w
そして分厚さゆえ、さっきまで見ていたページが行方不明・・・なんてこともよくあるので、その辺のあまり読まない小説本のしおり紐をとって、この本にくっつけている。しかも2本。2本ないとダメなんです。ぜひ皆様もVersionはいくつでもいいので一冊お求めいただいてはいかがか?
故中山さんの優しく面白い人柄がうかがえる、楽しいマイルス解説書としては本当にバイブル、ガイドになると思います。
ちなみに自分は出版社の双葉社に、今年はマイルスの没後30年 生誕95年・・・Version8を増版したらどうかとDMを送ったことすらあります。
残念ながら返信はこないが・・・。
故人の中山さんの加筆は、もはやかなわないけれど、それでも最後の出版から13年も経っていて、さっきみたらメルカリでもまだ1万円程度で出品されていたり、Amazonではいまだ2万5千円オーバー・・・。
まだまだ需要は相当あると思うのだが・・・。
是非とも双葉社さん、よろしくお願いいたします。_(._.)_
そして『中山さん、素敵な手引書を、ありがとう!!』
かなやま
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