マイルス・デイヴィスをひととおり聴いてみたけど、ブートレグ(海賊盤)もたくさんあるみたい・・・。音が悪いものもありそうだし、なんなら音楽配信サービスでできるだけお金をかけずになんとか楽しめないかなあ・・・。
まずどのブートから聴けばいいのかなあ・・・など、マイルス・デイヴィスを聴いてきた方には、次なるブートレグに関する悩みが出てくるものです。
そんなブートレグに興味あるかたむけに、とても丁寧に【マイルス・デイヴィス ブートレグ入門】を教えてくださる記事(note)を今回はご紹介します。
Stairsさん著 『Amazonから始められるマイルス・デイヴィス・ブートレグ入門』
ご紹介するのは下記のリンク先です。
著者はStairsさん。かわいらしいアイコンでTwitterをされておりますが、その容姿とは異なり、非常にマイルス・デイヴィスに限らず、ジャズに精通しておられ、さらにはマイルスのブートレグについても深く深く聴きこんでおられます。
Stairsさんのnoteが秀逸なのは、ブート入門者にわかりやすく書かれている点
かなやま
Stairsさんのこのnote。秀逸なのは、なんといってもその記事のわかりやすさ。
そのわかりやすさは主に下記4点・・・
①ブートレグの昨今の実態の解説
ブートレグといっても公式盤以上の内容と、同等の音質のものもある。高額であったはずのブートがいまや定額音楽配信サービスにも点在してきているという実態について指摘されています。
②録音された音源の媒体について言及されている点
公式盤とは異なり、ブートレグにはその音源を取った形式にいよって大きく音質が左右されます。その元の媒体が
- オーディエンス
- サウンド・ボード(失敗の少ない初心者向き)
- 放送音源
- バンド・レコーディング
上記4種が存在し、それを知ったうえで購入を考えることを初心者におススメされています。とくに初心者は2.サウンド・ボード(会場において正規のマイクを通し、ミキシングされた物)からをおススメされています。その他の媒体についての説明は本文リンク先をご参照ください。
③Amazonで買えるブートレグを紹介してくれている点
公式ではないというだけで、ブートレグの購入には、海賊盤だけに詐欺サイトのようなところに接続・・・そんな心配もあります。
でもStairsさんのこの記事では、『Amazonで買える』という大手ショッピング・サイトで購入可能という安心感のあるものを紹介してくださっています。そもそもAmazonでブートレグが買えるなんて、僕は知りませんでした!!
かなやま
いつも使っているAmazonで買うならポイントもあるし、安心ですね。
④活動期間ごとの紹介とその聴きどころを解説してくれている点
かなやま
マイルスの膨大なブートレグの中から、活動期間に分けて紹介してくださっています。
- 1940年~1959年
- 黄金クインテット期(1960年~1968年)
- エレクトリック期(1969年~1975年)
- カムバック期(1981年~1991年)
さらにそのブート録音時の時代背景と聴きどころを解説してくださっています。ただ買って聴くだけより、Stairsさんの解説があることでより、深く楽曲を楽しむことができるでしょう。また、音楽配信サービスがあればそのリンク先もはってくださっていますのでアクセスしやすいのも秀逸です。
マイルス・デイヴィス・ブートレグを始めるなら、Stairsさんのnoteを読んでから!!
マイルス・デイヴィスの膨大なブートレグの中から、まず失敗をさけて効率よく楽しむにはこのStairsさんのnoteから始めれば、まず失敗はないでしょう。
かなやま
本当にこんなに一生懸命、わかりやすく、丁寧に解説してくださっているのに、
なんと無料で公開してらっしゃいます。
きっと皆さまの音楽ライフをより充実したものとしてくれますので、ブックマークして1枚ずつ手に入れて聴いてはいかがでしょうか?僕もこれからいろいろ研究していこうと思っています。
かなやま
Stairsさん、今後とも楽しいツイート、noteを楽しみにしています!!
本当にありがとうございました!!
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かなやま
この記事の著者:かなやま
マイルス・ディヴィスにぞっこんで、その感情をブログにしたい衝動に駆られ2021年に当ブログを始め、マイルスの主要公式アルバム80以上のタイトルを1枚ずつ時系列にレビューした変態w。ホームページはこちら。
中山康樹さんが書いた、マイルス・デイヴィスの公式盤だけでなく、ブートレグもあわせて2008年に562タイトルを解説した文庫『マイルスを聴け!Version8』は下記。絶版。
コスパのいい2006年出版の473タイトルを収録した『マイルスを聴け!Version7』はよりおススメ。同じく絶版。
かなやま
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