考察3【マイルス・デイヴィス】 Our Delight  Miles Davis / Jimmy Forrest  アルバム レビュー 

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Our Delight ” Miles Davis / Jimmy Forrest 概要

1952年 Prestige

Jimmy Forrest ts vo   Charles Fox p  John Mixon b   Oscar Oldham ds

不詳 コンガ!(コンガ!?)

Jimmy Forrest について・・・

まずマイルスともう一人の名義になっているJimmy Forrestについて・・・。

僕は詳しくは存じあげず、この作品を聴いて知ったテナーサックス奏者です。

1950年代初頭はマイルスの薬物依存の頃であまりよい演奏はできていなかったようです。

そんなときに仲間になったのがテナーサックスのジミー。

その共演のライブアルバムです。

1952年ですので戦後たった7年。

前々回紹介の”Dig”(1951年)もスタジオ録音ですがこの時代、決してレコーディング技術はよくなってきたとはいえまだまだ・・・。

それをライブ会場で収録するというのはなかなか至難の業・・・。

観客の話し声が入るなどのノイズはライブ会場ならではですのでそれはそれで醍醐味なのですが随所で録音の音量がかなり大小変化してしまいます

いや、戦後まもなくでこのように記録できているだけいいのかもしれません。

CDをトレーにのせて再生し、すぐ聴こえてくるのが「ぶひぶひぶび~~~~い♪」

僕たち素人から見ればライブレコーディングなんてマイクをそこに置いて一発録りすればいいと思いがちですが、以前とあるプロギタリストのかたにライブ会場で録音してライブアルバムを作っちゃえばいいじゃないですかと言ったことがあるのですが、それは現代においてもなかなか簡単なことではないそうです。この時代ならなおさらのことでしょう。ミュージシャンが満足できるセッティングをするのはライブレコーディングではとても奥深いことなのだそうです。

ジミー・フォレストもマイルス同様のジャンキー具合でした。5曲目の”Perdido”の3分あたりでは観客なのかどうか、ちょっとした声も聞こえてきますw。そのおかげもあってなのか?w全般的にファンキーな高揚感溢れる作品となっています。

セッションで名曲 A night in Tunisia チュニジアの夜・・・その他の楽曲

2曲目は“A night in Tunisia”邦題「チュニジアの夜」 Dizzy Gillespie(ディジー・ガレスピー)作曲のスタンダードナンバー。

ディジー・ガレスピー - Wikipedia

6曲目は“All the thing you are” Jerome David Kern(ミュージカルなどの作曲家)作曲のジャズスタンダード。もとはこのようなイントロはなかったそうですが、マイルスの親分Charlie Parkerがイントロをつけたら、それがそのままスタンダードになったそうで、とても美しい曲ですね。

ジェローム・カーン - Wikipedia
チャーリー・パーカー - Wikipedia

8曲目は“Lady Bird” Tadd Dameronの作曲のこれまたジャズスタンダード。

タッド・ダメロン - Wikipedia

ラスト9曲目はなんとジミーさんのスキャット&ボーカル入り

ここまで音質と音量がばらばらだと、僕のような自称「マイルス者」にはいいとしてもマイルスをここから聴く人にはかなりきついのかな。このアルバムでジミーもマイルスも吹ききっている感はとってもあるけれど、決して聴きやすいとはいえず、初期のほうに聴かなくていいのではないかと思います。だから聴き始めてすぐの頃にライブアルバムを弊社はおススメしておりませんw。

中山康樹さんもおっしゃっていますが「コンガがうるさい」w。演奏者は不詳・・・。でもマイルスと共演したのが残っているんだからきっとそのかたも今は天国で(まだご存命でしたら失敬)満足されていることでしょう。しかしコンガが入っている作品はおそらくこの一枚だけではなかろうか?僕の知る限りですが。

でもそのコンガを忘れるくらい聴いてしまっている自分に気づくと、あっという間に一枚聴き終わっています・・・。聴くたびになにか発見がありそうなきがしてしまうのがマイルスの1950年代前半なのですよね~。まだまだ十分聴きこめていないような気がします。

 

 

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